式を変形したときに
$$(二次式)=0$$
という形になる方程式を二次方程式という。

あれ、二次式ってなんだっけ??
ってことで、〇次式の考え方
そして、どんな方程式が二次方程式になるのか見分け方について解説していきます。
この記事を通して以下のことが理解できます。
- 二次式ってなんだっけ?
- 二次方程式の見分け方
二次方程式とは?二次式の意味
\((二次式)=0\) となっている方程式を二次方程式というのですが、そもそも二次式って何!?
ってことで二次式とは何か?について考えてみましょう。
次の式を見てみましょう。
次の式は何次式?
$$x^3+3x-x^4$$
この式を項に分けます。

それぞれの項にある\(x\)の次数に着目します。
次数とは文字の個数のことであり、\(x^3\) であれば \(x^3=x\times x\times x\) というように\(x\) が3個あるので次数は3という感じ。

それぞれの項の次数を調べたら、一番大きい数を見る。
そして、その数を使って四次式となります。
このように、それぞれの項の次数から一番大きい数を取り出し、〇次式というように考えていきます。
つまり!
二次式とは、それぞれの項を調べたときに次数が一番大きくなっているところが2である式のことですね。
例えば、\(x^2+x-3\)、\(5x^2\)、\(\displaystyle{-3-\frac{2}{3}x^2}\) とか
こういった式のことを二次式といいます。
では、二次式の意味を理解してもらったとこで
次の章では二次方程式を見分ける問題について解説していきます。
二次方程式の見分け方、簡単に考えよう!
次の方程式は二次方程式といえるか。
$$2x^2+3x-1=x^2-2$$
二次方程式であるかどうかは、方程式を式変形して
$$(二次式)=0$$
になるかどうかで判断することができます。
まずは、右辺にある数や文字を左辺に移項します。
$$\begin{eqnarray}2x^2+3x-1&=&x^2-2\\[5pt]2x^2+3x-1-x^2+2&=&0\\[5pt]x^2+3x+1&=&0 \end{eqnarray}$$
すると、左辺にある \(x^2+3x+1\) は二次式であるので
この方程式は二次方程式であるといえる!
二次方程式かどうかを判断するポイントは
右辺にあるものをすべて移項し、\((左辺)=0\) の形を作る。
このとき、(左辺)が二次式になっていれば二次方程式だということがいえます。
では、次の例題も見ておきましょう。
次の方程式は二次方程式といえるか。
$$x^2+3x-1=x^2-2$$
パッと見た感じ、さっきと同じで\(x^2\)もあるし
二次方程式だろ!って思うのですが要注意。
右辺にある数、文字を左辺に移項すると
$$\begin{eqnarray}x^2+3x-1&=&x^2-2\\[5pt]x^2+3x-1-x^2+2&=&0\\[5pt]3x+1&=&0 \end{eqnarray}$$
左辺は \(3x+1\) となり、これは一次式になってしまいます。
よって、この方程式は一次方程式ということになります。
元の方程式に\(x^2\) の項があったとしても、移項してしまえば消えてしまうこともあります。
見た目に騙されることなく、しっかりと移項しまとめることで何方程式になるのかを見分けていきましょう。
二次方程式を見分ける問題の練習はこちら
二次方程式とは?まとめ!
式を変形したときに
$$(二次式)=0$$
という形になる方程式を二次方程式という。

二次方程式を見分けるときには
まず、左辺に移項!
そして、左辺が二次式になっているかどうかを調べていきましょう!
二次方程式が何なのかについて理解したら
次はいよいよ二次方程式の解き方だ!
たっくさん練習していこう!
>【二次方程式の解き方まとめ!】中学数学で学習する計算やり方を解説!