方程式の練習問題

方程式練習問題【連立方程式の文章問題~食塩水の濃度~】

連立方程式の文章問題

食塩水の濃度についての練習問題です。

解説記事はこちら

>連立方程式の利用(文章問題)【解き方まとめ】

方程式練習問題【連立方程式の文章問題~食塩水の濃度~】

次の問いに答えなさい。

(1)10%の食塩水と7%の食塩水を混ぜて、8%の食塩水を120g作ります。このとき、10%の食塩水と7%の食塩水をそれぞれ何gずつ混ぜ合わせればよいか求めなさい。

 

(2)2種類の食塩水A、Bがある。Aを50g、Bを100g混ぜ合わせると12%の食塩水ができ、Aを200gとBを160g混ぜ合わせると14%の食塩水ができる。このとき、食塩水AとBの濃度を求めなさい。

練習問題の解答&解説

(1)10%の食塩水と7%の食塩水を混ぜて、8%の食塩水を120g作ります。このとき、10%の食塩水と7%の食塩水をそれぞれ何gずつ混ぜ合わせればよいか求めなさい。

解答はこちら

答え

$$10%の食塩水:40g 7%の食塩水:80g$$

10%の食塩水を\(x\)g、7%の食塩水を\(y\)gとすると

10%の食塩水 7%の食塩水 合計(8%)
食塩水の重さ $$x$$ $$y$$ $$120$$
溶けている食塩 $$0.1x$$ $$0.07y$$ $$9.6$$

このようにまとめることができます。

食塩水と食塩の重さについて、それぞれ方程式をつくると次のようになります。

$$\displaystyle{\begin{eqnarray} \left\{ \begin{array}{l} x +y = 120 \\  0.1x+0.07y=9.6\end{array} \right. \end{eqnarray}}$$

小数は両辺に100をかけて、シンプルな形にしてから計算していきましょう。

 

(2)2種類の食塩水A、Bがある。Aを50g、Bを100g混ぜ合わせると12%の食塩水ができ、Aを200gとBを160g混ぜ合わせると14%の食塩水ができる。このとき、食塩水AとBの濃度を求めなさい。

解答はこちら

答え

$$食塩水A:18\% 食塩水B:9\%$$

食塩水Aの濃度を\(x\)%、食塩水Bの濃度を\(y\)%とすると

食塩水A 食塩水B 合計(12%)
食塩水の重さ $$50$$ $$100$$ $$150$$
溶けている食塩 $$50\times \frac{x}{100}$$ $$100\times \frac{y}{100}$$ $$18$$

$$0.5x+y=18$$

 

食塩水A 食塩水B 合計(12%)
食塩水の重さ $$200$$ $$160$$ $$360$$
溶けている食塩 $$200\times \frac{x}{100}$$ $$160\times \frac{y}{100}$$ $$50.4$$

$$2x+1.6y=50.4$$

 

このようにそれぞれ方程式をつくることができるので、連立方程式が完成します。

$$\displaystyle{\begin{eqnarray} \left\{ \begin{array}{l} 0.5x+y=18 \\  2x+1.6y=50.4\end{array} \right. \end{eqnarray}}$$

小数は両辺に10をかけて、シンプルな形にしてから計算していきましょう。